ラノベ

創約 とある魔術の禁書目録5を5つの項目で評価してみた

読みやすさ 8

イラスト 10

キャラ 9

ストーリー 9

今後の期待値 6

おすすめ度 8

創約 とある魔術の禁書目録5を5項目で10段階評価し、トータルのおすすめ度を紹介しています。

その後この作品の個人的感想を載せていますので、良ければ読んでみてください。

まず初めに読みやすさです。

歴代とある作品の中でもかなり上位に入る読みやすさでした。

正直に言ってしまうと、とある作品は言い回しが難しく、何を言っているか理解できないことが多々あり、《よし、読むぞ!》と気合を入れて読み始めているのですが、今作はそういった部分がなく、かなり読みやすかったです。

毎回これぐらい読みやすければ歴代とある既刊50巻も読むハードルが下がると思うのですが、それでもほかの作品に比べてしまうと読みずらさがないとは言い切れないです。

自分は今回は読みやすくてかなり驚いていたため、評価が甘目かもしれませんが、8という評価になっています。

次にイラストです。

イラストの評価は10です。はいむらきよたか先生です。

安定のクオリティです。

ラノベのイラストというジャンルの中では一番好きな先生といっても過言ではないです。

カラーのイラストと白黒の挿絵の書き分けのレベルが段違いです。

ラノベのイラストを任されている人達は、カラーが得意な人、白黒の挿絵が得意な人はいても、どちらもこのクオリティな人は一握りではないかと思います。

文句なしの10点です。

次にキャラクターです。

キャラクターの評価は9です。

とあるは魅力的なキャラが数多く存在し、今回も例にもれず新たな魅力的なキャラが生まれていました。

しかしその反面、魅力的なキャラが増えすぎているのも事実であり、そろそろ私たちのキャパを超えようとしています。

ちなみに自分はとっくにキャパオーバーです(笑)

特に創約に入り、既存のキャラが多く使われるようになり始めたため、思い出すのが大変になっており、そのため評価が1つ下がっています。

次にストーリーです。

ストーリーの評価は9です。

面白かったです。

今までのとある作品は、戦闘シーンなどで読者置いてけぼり状態なことが多く、なかなか一冊丸まる楽しむことということができていなかったのですが、今巻は素直に面白かったといえる内容でした。

今までとは少し違うとあるで、中盤での大どんでん返しにはかなりの衝撃がありましたが、個人的にはとても楽しく読ませてもらいました。

最後に今後の期待値です。

期待値は6です。

今巻は読みやすかったですが、とあるは読みづらいというイメージがついてしまっているのも事実です。

特に新約4巻、あの巻は読んだ後とあるを読むことを一度やめてしまったほどでした。

その一件があったためとあるへの過度な期待はしないようにしています。

というわけで期待値は少し低めの6となっています。

ここからは少しネタバレもこみの感想を思いのままに書きつづっていきたいと思います。

ネタバレが嫌な方は引き返していただいて、

嫌でない方はこのまま読み進めてもらえると嬉しいです。

要約!

上条 当麻と新キャラアリスが創約3巻で捕まえた囚人が脱走してしまったため、捕まえる話です。

今回のとあるはかなり面白かったです。

とあるは魔術サイトと科学サイトに分かれていたのですが、最近はごちゃ混ぜにぎみになっていました。

個人的には、魔術サイドより科学サイドのほうが理解しやすいと思います。

序盤はいつもの上条 当麻の不幸な日常パートに謎の新キャラアリスが加わり、いつも通りのハイクオリティを楽しみました。

自分はこの日常パートがとあるで一番好きです。

そしてなんやかんやあって(割愛)戦いに巻き込まれていきます。

自分で突っ込んでいっている気もしないでもないですが….(笑)

ここまではいつものパターンですが、今回は暗部と上条が戦います。

一方通行以外の暗部と戦うのは、今回が初めてではないか?と思います。

浜面が今までやってきた暗部との戦いを、上条が代わりにすることでどうなっていくのか今巻で見ることができます。

いつも助けられているイマジンブレイカーは今回の暗部には通用しません。

むしろ、役に立たないどころか今回に限っては、右手を使う癖がある分邪魔になっており、今までとは違う戦い方を見ることができました。

そして、今回の見どころのひとつであると思っているループです。

とあるなのにループをするということに衝撃を受けました。

オティヌスとの二人のランデブーをしていましたが、あれとは比較にならないほど今回はがっつりループ物でした。

今回、上条がループすることを自分で選択し、強くてニューゲームとまではいきませんが、知識を持った状態でやり直しを始めるという話でした。

この巻を読んでいて、この展開を予想できていた人はいないのではないと思います。

自分には何が起こったかわからず、頭の上に?マークが浮かんでいました。

とあるではよくあるといえばよくあるのですが、今回はちゃんと理解できる(?)だったので安心してください(笑)

理解できた時は、おおぉと感心してしまいました。

ループ後の話は、ループ前の話も踏襲しつつ違う点も多くみられ、飽きずにすらすら読み進めることができました。

今巻で科学サイドの話は区切りのいいところまでいき、これからしばらく魔術サイドの話が続きそうなので、科学サイド好きの自分としては少し寂しいですが、次巻も面白いことを期待して、読み続けていきたいと思います。

最後に今回、花露 妖宴が掘り下げてえがかれていたのですが、自分好みのキャラだったため、今後もぜひ登場させてほしいです!

ツンデレサイコー!!!!

これからも多くの作品をレビューしていきたいと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。