読みやすさ 10
イラスト 10
キャラ 10
ストーリー 9
今後の期待値 10
おすすめ度 10
天才王子の赤字国家再生術~そうだ売国しよう~11を5項目で10段階評価し、トータルのおすすめ度を紹介しています。
その後この作品の個人的感想を載せていますので、良ければ読んでみてください。
まず初めに読みやすさです。
文句なしの10点です。
一瞬で読み終わってしまいました。
一瞬過ぎて「あれ?」という感じではありましたが、読みやすさに全く不満はありませんでした。
今回はサクサク読めすぎて物足りないという奇妙な感覚に陥ってしまいましたが、とても読みやすかったです。
次にイラストです。
自分の好みの絵であるのでひいき目に見ていることは間違いないのですが、カラーと白黒の挿絵のクオリティが高くうまく描き分けがされており、非常に高評価です。
また表紙の絵が毎回、主人公のウェインとニニム2人というのもこだわりを感じられました。
さすがに11冊目にもなると構図を考えるのも大変だと思うのですが、毎度毎度心躍らせてもらっています。
10点!
次にキャラクターです。
この作品は読んでいてそのキャラ達を頭の中で容易に想像することができます。
どのキャラも個性的で魅力的、さらに想像すらしなかった行動で読者を驚かせてくれるサービス精神旺盛なキャラ達です。
文句なしの10点!今作も大満足です。
次にストーリーです。
9点と評価していますが内容は文句なしの10点の内容でした。
評価が下がった要因としてはページ数の少なさです。
読みやすく面白い作品のページ数が少ないとこんなにも物足りないのかと思わされてしまいました。
読み終わったときの感想が満足感ではなく飢餓感の方が強く出てしまったため、評価が一つ下がっています。
最後に今後の期待値です。
内容のクオリティが高いので期待値は高いのですが、最近本の厚みが物理的に少しずつ、減ってきていることが心配の種ではあります。
それでも評価は10なのですが(笑)
今作で大きな争いに一区切りつき、これからもさらなる戦の予感を漂わせており、次巻への期待度はうなぎのぼりです。
ここからは少しネタバレもこみの感想を思いのままに書きつづっていきたいと思います。
ネタバレが嫌な方は引き返していただいて、
嫌でない方はこのまま読み進めてもらえると嬉しいです。
要約!
大陸東部の帝位争奪戦、決着!
今回は東の決戦がメインでした。
主人公のウェインとニニムがほとんど外野扱いだったのが少し残念ではありましたが、内容は非常に良かったです。
今巻では今まで続いてきた皇帝を決める戦いについに決着がつきます。
3つの各陣営にいるウェインの学友達の代理戦争のような形で始まり、その中でウェイン達が学生時代どのようにして集まっていったのかも描かれていました。
自分は過去回想が苦手なので、早く終わらないかと待ちの状態に入ることが多いのですが、今回初めて過去の回想に物足りなさを感じ、過去回想だけで一冊はほしいと思わせる内容でむしろ悶々とさせられしまいました。
今回ウェインの学友3人は、さすがウェインの友人なだけあると思わせる、90°上をいく行動ばかりで、生き生きと行動しているさまが容易に頭の中に思い浮かぶことができ、本当に素晴らしかったです!
今回結果はある程度見えていたのですが、そこまでの過程が予想の90°上を行く内容で大満足でした。
これからも多くの作品をレビューしていきたいと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。